女性の社会進出が進んだ今日でも、働く女性の場合、子どもができたらいったん仕事をやめ、子供が大きくなったら再び職業を持つ「再就職型」が、継続就業型よりも多い。この就業パターンは「M字型カーブ」と呼ばれている。カーブの底は二十五歳から三十四歳だが、近年はその底が浅くなっている。その理由としては、子どもができても仕事を続けている、子どもをもっていない、結婚をしていないかのいずれかであろうと考えられる。ある中堅スーパーの主婦パート・アルバイトの人たちに、「なぜ現在の仕事をするようになったかり・・・」とインタビューをしたことがある。働きはじめて五年目という人は、「子どもが小さかったので、週三日、一日三時間というこの店の勤務が適当だったから。現在は週五日、九時から四時まで仕事をしている」と答えてくれた。一年目の人は「子どもが中学生になったので一大決心して働こうと思った」と話していた。「パートをはじめて良かったことは?」という問いには、「自分で気兼ねなく自由に使えるお金ができた」と、満足そうに話してくれた。また、「住宅ローン等のためにガチガチに家計を切り詰めていたが、少しゆとりができた」という声も多かった。「女性パート労働者の就業実態」をみてみると、女性パート労働者が一週間に働く平均日数は四・八日、働く平均時間は一日五・五時間となっているが、これが家庭生活との両立を考慮した場合の、主婦パートの平均的な働き方であると考えられる。
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