郊外の一戸建ては、高齢になると生活には不便です。
買い物や病院に行くためには車を運転する必要があったり、子どもが独立すると室内が広すぎると感じます。
そのため、不便な郊外のマイホームを手放して、都市部のマンションに引っ越すケースが増加中です。
高齢者が都市部のマンションを選ぶときに、近年人気があるのはシニアマンションです。
シニアマンションは、高齢者向けの賃貸マンションで、一般的な物件とは違い特別なサービスが魅力です。
24時間コンシェルジュが常駐しており、定期的な安否確認や生活相談に対応しています。
(参考:高級感のある屋内 | シニアマンション・高齢者マンションなら「Live Well(リブウェル)」)
また、健康診断を行ったり必要なら医療機関への送迎も行っていたり、緊急時には付き添いや家族への連絡もしてくれます。
高齢者が一人でも安心して暮らせるサービスが充実しているので、実際に住む人だけでなく、離れて暮らす子どもや孫といった家族も、安心して生活できるでしょう。
食事サービスが利用できるシニアマンション
さらにシニアマンションでは、食事のサービスも提供中です。
基本的に室内にはキッチンが付いているので、自炊することはできません。
夫婦二人で入居するなら、食事のサービスは不要でしょう。
しかし、一人で入居する場合、自炊をするのは億劫になりがちです。
結果的にインスタント食品や弁当などで済ませてしまい、栄養不足から病気になる可能性も否定できません。
食事のサービスを申し込んでおけば、1日3食自室まで届けてくれます。
メニューは全て管理栄養士が考えているので、栄養面でも全く問題ありません。
健康的なメニューを毎回食べることができるので、一人暮らしの高齢者でも食事で困ることはなくなるでしょう。
食事のサービスはオプションなので追加料金が必要ですが、自炊をするのが面倒な方には便利なサービスです。
こうした高齢者向けのサービスが充実していると、老人ホームと変わりないと思うかもしれません。
しかし、老人ホームとは違い、圧倒的な自由度があります。
自由を制限されずに暮らしたいけれど、日々の生活に不安があると感じる高齢者にとって、シニアマンションは非常に魅力的です。
安心で便利なサービスだけではなく、基本的に徒歩圏内には生活に必要な施設が整っていますし、室内は一般的なマンションと大差ありません。
共有施設も充実しており、いつでも食事を楽しめるレストランなども用意されています。
今後はますます高齢者が増えていく時代なので、こうしたシニアマンションも増加していくことが予想できるでしょう。