逆seo対策とは、その名前の通り、対象サイトの検索順位を下げる手法です。
seo対策は対象サイトの検索順位を上げる手法ですので、その逆、というわけです。
主な目的としては、悪評を書きたてるサイトへの対策です。
例えば自社製品のレビューとして、謂れのない悪評をかきたてるサイトの検索順位を下げる、といった場合でしょうか。
手法としては複数存在します。
少し例としてあげてみます。
まずは、そのサイトのコピーサイトを作り、そのコピーサイトの順位を高くすることで、対象サイトをスパムであると検索エンジンに思わせる手法です。
ただこの場合、コピーサイトのほうが後発になりますし、コピーサイトのseo対策を行っていても、全く効果のない場合もありえます。
また、コピーサイト作成というものがそもそもダーティです。
次に、自社製品の名前など、特定のキーワードで該当ページよりも高く評価されるサイトを作成し、該当ページの順位を下げる手法があります。
しかしそれだけのことをなしえるseo対策というのは、この手法は現実的ではありませんし、実現できるとして、それができるだけのスキルを持つ人員を確保できているわけですから、自社のseo対策など、逆seoではないほうに持っていったほうがよいでしょう。
様々な逆seo対策
さらにあげるのは、どちらかというと正攻法の方法です。
ただ、この方法だと、該当ページが検索エンジンにとって「不正なページ」出なければ成り立ちません。
つまり、検索エンジンに該当サイトを不正である、と通報する方法ですね。
そのサイトがきちんと運営していれば、この影響はありません。
このように、様々な逆seo対策が存在します。
なお被リンクが重要視されていたときには、スパムと分かるページから該当ページにリンクを貼ったり、逆に該当ページのライバルへ良質なリンクを貼って相対的に検索順位を上げる、という方法がありましたが、大手検索エンジンがあまり被リンクを重要視しないアルゴリズムへと変更したため、現在はそこまで効果を上げるとは考えづらいです。
さて、このように色々と手法のある逆seo対策ですが、その字面からわかるように、あまり歓迎されないものです。
コストもそれなりにかかりますので、弁護士を立てるなど、他の手段が使えそうなときはそちらから地道に対策していくといいでしょう。
それでもどうにもならないとき、これらを行うことになるかもしれません。
ただ、検索エンジンはアルゴリズムを変化させるので、そこまで効くと断言はできない状態です。